昨夜2ちゃんねるのDTM板の「マスタリング」のスレで、アナログのシミュレーション系のVSTでサイン波を入れてスペクトラムがどうかわるか、なんてのを試してるID:vSTi氏がいて、凄かった。
自分のとこでもCubase5で、テストジェネレータからサイン波いれて、88.1kHzのプロジェクトでちょっと検証してみました。スペアナはBluecat Audioのフリーのやつを使用。Cubaseのやつだと周波数分解能がちょっと足りない感じで、サイン波に付与される高調波が綺麗にスペクトルに出ませんでした。
うちにある、その手のやつだと
・Vintage Warmer2
・Focusrite LiquidMix
・Duende
・IK Multimedia T-RackS 3 (deluxe)
・Pultronic EQP-1A (あやしいシェアウェアの真空管シミュ)
なんてあたりなのですが・・・
Vintage Warmer2はパラメータが多いのでいろいろやれます。が、2倍音が全然出てきませんでした。
LiquidMixはご存じの通り、エミュレーションを選択できますのでそれ次第。CL-1Bのエミュとか、真空管系のを選ぶと2倍音が出てくる物がありました。あなどれないんじゃないかな、これ。当たり前と言えば当たり前で、周波数応答をサンプリングしてるんだもんね。
Duendeはチャンネルストリップ、バスコンプ、X-Compでテスト。X-Compは比較的少ない。波形をコンプで潰して行くと若干クリップさせた時の歪み(ファズと一緒ですね)が載りましたが、通しただけではあまり発生せず。チャンネルストリップ、バスコンプこれは両者とも若干載ります。チャンネルストリップはEQじゃなくてコンプの方を音にすると出始めます。
T-RackS3・・・これなんですが意外と言えば意外な結果。こいつのPultecシミュだと、通しただけで2倍音と3倍音が乗りました。その上は綺麗に落ちてる感じで。一方で比較のためにT-RackS 1.xのEQを入れてみたのですが、こいつが倍音が全然乗ってこない・・・です。
Pultronic EQP-1A:あやしい真空管系のEQでシェアウェア。去年リリースされてすぐにゲットしたので19ユーロとかだった。今は40ユーロくらい?それで、こいつなんですが、倍音乗りまくりです。2倍から上の方に綺麗に、たくさんwまるで矩形波
自己コメント:
Nomad Factoryのanalog control boxが$15だったので(audioMIDI.com)試して見ましたが、こいつもかなり倍音のりますね。tubeスイッチ入れるとわかりやすすぎです。あと奇数次倍音・偶数次倍音の差とかもいじれます。その意味ではいろいろやれる汚し系って感じですかね。
投稿情報: Nicky | 2009年12 月 2日 (水) 11:57