ちょっと某所でWindows Small Buisiness Server 2003を入れることになりまして、省エネサーバをくみ上げて、インストールしたのですが、何箇所かはまりました。
備忘録を兼ねて記録しておきます。
やった作業:
- Pentium-M (725)を使った855GMベースのベアボーンをくみ上げた
- Pentium-M 725
- PC2700 512MB x 2
- S-ATA 160GB
- OSはWindows Small Business Server 2003をインストール
ベアボーン
買ってきたのは、AopenのA8855-M(http://aopen.jp/products/baresystem/a8855-m.html)というシステム。 乗っているマザボはi855GMEm-LFSです。こいつにPentium-M 725(1.6GHz)とメモリ1GB,S-ATA160GBをのせ、ほかにはLGのDVDドライブ(±R/RW -DL)、FDドライブはついてきたやつをはずして各種カードが読めるものと差し替え。
工作での注意点・・・
まずPentium-Mで初めてくみ上げる人は、ソケットへの装着時、ねじを締めるときに、どこまでまわるのかは確認したほうがいいです。締めるのがゆるいとマザーボードがCPUを認識せず、BIOSも立ち上がりません。
また、USBでのカードリーダ系をつける人は、OSのインストールが終わるまではUSBドライブをUSBのコネクタにつながないほうがいいです。
ハードディスクの種類(IDE,ATA)とBIOSの機能によってはUSBドライブが先に認識され、システムドライブがF:などになってしまいます。
あとはS-ATAを認識させるのに、このマザボではRAIDのチップのところから構成してやる必要があります。
わたしのところではS-ATAで1台のみつないでいたので、最初RAIDの設定はまったくせずにいたら、HDDをBIOSから認識してませんでした。RAIDのところで、なんと、ディスク1台でのストライプ構成、というのを選んでやると、S-ATAディスクを認識してくれます。
RAIDのドライバのFDDは提供されていますので、それを読めるようにしておくことが必要です。
(例の標準以外のSCSIドライバなどを入れるならF6をおせ、とかいってくるところで押して、いれてやる)
ここのRAIDのところで30分はなやみましたな。
なんとか組みあがって、インストール開始です。
Windows SBS 2003
こいつのインストールですが、OSのメディアと、付属のドライバCDだけではどつぼにはまります。 Pentium-Mとチップセットはまだまだサポートされておらず、いろいろ入れてやる必要がありました。付属のCDROMは・・・
マザボ付属のCDROMは、Windows 2003 Server系では動きません。
なので、エクスプローラーから開いて、個別インストールが必要です。
グラフィックチップ
サーバということもあり、省エネにしたかったのでオンボードのグラフィックを使いましたが、チップセット自体が認識されなかったので、グラフィックもどつぼりました。
CDROMにはいっていたインテルのチップセットドライバユーティリティをいれ、再起動することでハードを再認識してくれました。
その後インテルのサイトからドライバをダウンロードし、インストールしました。
ネットワーク
オンボードのギガビットのLANポートが認識されませんでした。
CDROMに入っているLANのドライバですが、フォルダ名だけをみると
Me
とかいてあります。
・・・え?と思ったので、無視してましたが、どうにもドライバがわからずにフォルダ内のReadmeを読んだところ、このドライバで98se/NT/Me/XP/Server2003をサポートするということが書いてあったので設定ファイルを実行。
無事に動いて、SBS2003のインストールに戻れました。
ネットに接続してからDLしたインテルのチップセットドライバですが、実行したところインストールしてあるものがすでに最新と言われました。上記のベアボーンで購入される方は、たぶん、最新のドライバをわざわざDLする必要はないかもしれないです。
クライアントPCの接続
もし、すでにいろいろインストールしたり設定してあったPCをWindows Serverのドメインに入れる場合に、プロファイルを移行させる場合に、ファイルのパーミッション管理で簡易な共有を使っていないと、プロファイルがプライベートになっている、と怒られる可能性があります。 その場合 Document and Settingsの下の、そのユーザのディレクトリを右クリック、共有とセキュリティから、プロパティを選んで、ユーザとして Administrators を追加、フルアクセスを設定してやることで無事にプロファイルを移行させられます。実はこれ、クライアント側の設定時にエラーコードが出てきて、どこそこを見ろ、といわれるんですけれど、
私がインストールした時点(2005/02/18,19)では、番号が1つずれていました。
少しスクロールしてやることで見られるようになります。
Windowsのサーバは面倒ですなぁ
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