去年の夏、ちょうどアテネオリンピックのころ、NEC製のホームサーバ AX-300H というのを買って、最近では大体そいつ経由で録画もリアルタイムも見ているのですが、職場を変わったら、通勤時間が短くなって、電車の中でビデオを見る(HMP-A1というポータブルプレイヤー)というのがほぼ不可能になってしまいました。
その代わり(?)最寄り駅などに無線LANのアクセスポイントが増えてきましたんで、そいつ経由で700-800Kbpsくらいでサーバから直接配信できないかと考え中であります。
AX300Hというのは、中身はlinuxなのでありますが、それはさておき、通信に使っているプロトコルはよくはわからないのですけれど、クライアントの動作を見ると
1. クライアントのハードウェアにインストールされているネットワークインタフェースのそれぞれで、ブロードキャスト(なのか、ポート指定でスキャンなのか)し、サーバを探す
2. 応答があったものをネットワークサーバにリストアップする
3. 指定ポートにパスワード付きでアクセスし、ストリーム配信
ってな感じだと思うのですが。
最近自宅にVPNで接続できるようにしましたので、ラップトップにクライアントソフトをインストールして持ち出してみました。まずはAX300Hに到達できるかどうか・・・
いままでAX300H側のゲートウェイ設定を大ミスしてたので(笑)VPNからアクセスできない状況でしたが、よーく設定みたらアドレス間違ってたりして、とりあえずip reachableになりました。
設定を確認するために、ダイヤルアップでVPNにつないだ状態で、今度はクライアントソフトを動かすと・・・これが、サーバを見つけられないんです。
最初はルータがパケットをフィルタリングしているのか?とか思っていろいろいじったのですが改善なし。
そこで、クライアント系のソフトをよーく見てみましたらです。
当然といえば当然なのですが、ストリーム配信だからある程度帯域幅があるインタフェースを選択してつかうような仕組みになってまして。ダイヤルアップ=PHSの64k通信なもので、そのクライアントソフトでは使用するインタフェースの候補にならないみたいであります。
まぁ、パケットが通るかどうかの確認も必要なんですけどね。
ストリームまでは見なくてもよいので、NECさんには、SmartVision の予約機能部分だけを取り出したバージョンのクライアントソフトも作ってほしいです。
接続の確認とか、ダイヤルアップでやったりすると思いますからね。
あとはNECでもホーム用のルータ製品で、VPN(PPTP)のサーバ機能をもったものを出してほしいですねぇ。
VPNパススルーではなくて。
そうなると、たぶんNECでもそれらのルーターを経由した Smart Vision系のサーバへのアクセスを可能にするようなソフトウェア構成になっていくと思うのですが。
softetherなどという選択肢もありそうです。こいつだと仮想インタフェース・ハブという風にインストールするので、たぶんハードウェアインタフェースと同様に見えるはずで、おそらく何も問題なくビデオサーバにつながると思われるんですよね。(速度はともかく)
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