先日の出張の時にDSC-T7というソニーの薄型デジカメを購入する羽目になったんですが、某所の掲示板にそのネタを書いたので転載します。
後半は使用レポート。
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出張というと,まぁ,まぁ遊びではありませんから私物をそれほど持って行くこともないのですが,昨今では報告やら,会社への連絡に画像を添付して送ることもあるので,デジカメやらカメラ付き携帯のお世話になることが少なくないです.
海外ローミングできる携帯を使用はしていますが,120万画素な上に若干ノイジー,かつストロボ無し(某V社を利用してヨーロッパの方のN社の端末)なのでNS的にはもっぱらデジカメ利用です.特に出張の時は画素数がお手頃,ケースと外観おしゃれ,データの取り回しが楽,という,もうすぐなくなる京セラコンタックスブランドのSL-300R T*を愛用してきました.
今回もSL300RT*を使うつもりで,出張出発当日,カバンの中に「忘れずにチャージャーいれなきゃ!」と入れたまでは良かったのですが・・・最寄り駅で電車に乗り,30分も行ったところで
「あっ!しまった!本体持ってきてないじゃん!」
・・・という衝撃の事実に気がついたのでした.
実に間抜けです.撮る対象がないような時でも通勤カバンの隅に入れてあるのに!
長期出張で忘れるなんて・・・
それから空港に到着する1時間半の間は悩みっぱなしでした.どうしよう,携帯で間に合わすか,空港の免税店で何か買うか・・・?
空港で若干の時間の余裕が出たので,免税店を覗いてみることにしました.
カバンにそれほど余裕があるわけではないので小さいもの,できれば箱も小さいものを・・・と見繕い,結局ソニーのDSC-T7をゲットしてしまいました.
値段的には普通に買うのと大差ない値段です.しかも海外向けの,日本語メニューが無いモデルであります.色は黒が在庫切れでシルバー・・・
そうなるとやはり大容量のメモリーカードがほしくなりますね.
結局アメリカについてから,こちらの量販店で1GBのメモリースティックPRO DUOを買って
しまいました...
教訓1.
ホルスタータイプというか,ベルトに装着できるデジカメは,出発前にベルトに装着しておきましょう.
教訓2.
免税店の値段はあまり安くはないです.国内で安いソースを見つけて買う方がいいです>デジカメ,メディア
教訓3.
アメリカでのお値段ですけど,通販は安いんですが,店頭はあまり安くはないです.背に腹が代えられない時だけ利用がいいでしょう・・・いいんでしょうが・・・
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DSC-T7使用感
■良いなぁ,と思った点
・it's so cute!
このカメラのいいところといえば,スリムであること,この一点につきます.
こちらで行われた展示会で説明員すること他のために出張できていますが,展示当日は入場証とカメラを首からかけて歩いていたのですけど,自分の会社のブースで雇っていたこちらの金髪のお姉さんお二人にカメラを見つけられて
"Cute!"
という評判.あげくのはてに"Will you take our pictures?"と先方から撮ってくださいと頼まれたほど^_^;;
・PCへの接続が楽
また私にとってはDSC-M1に続いて2機種目のソニーデジカメになりますが・・・
M1と違って本体だけでUSB接続ができるケーブルが付属しているのは出張等の時に身軽で良いです.(M1は標準セットだと,カメラから直接PCにつなげません.充電スタンドを使用する必要があります.今回持参しなかったのはそういう理由からなのです>DSC-M1)
また,起動もそれなりに速いので,それほどストレスを感じることはありません.
あと,自分の場合は持参していたノートPCにDSC-M1でインストールしたソニーのユーティリティ類がありましたので,とりあえず付属CDROMからインストールせずとも色々使えました.もっとも,画像の読み込みはメモリーからやっているのですけど.
■でも・・・
と,ここまでは良い点でしたが,ここからは改善されると良いと思う点です.
・露出が明るすぎ!
横着をしてPモード+多分割測光,AFも多点という状態で使っています.他のモードなら違う可能性はあります(特に測光,それから撮影モードも・・・?)
日なたで順光の被写体を撮ると・・・色がかなり飛んでしまう感じです.背面の液晶の特性かとも思ったのですが,PCのディスプレイ(とはいえ,これも液晶ではありますが)で見ても色があっさりしすぎ.結局AF/AEのロック時に注意して暗めの露出が出るようにするか,あるいはマニュアルで露出補正を-0.7~-1.0EVほどかけてやると,私は好みの色の濃さになりました.
・感度設定「オート」が効き過ぎ・・・
まぁ,オートなんて使わず手動で切り替えればいいのでしょうが.
ストロボを炊くような時でも,ストロボの有効距離を稼ぐためでしょうか,最高感度に設定されてしまいますです.(上記撮影モード参照)
ひょっとすると測距の結果も反映されているのかもしれませんけど.
まぁ,とにかくストロボで撮影すると,相当ザラっとした画になります.今まで使ったデジカメの中で一番スゴい画が出ます.
・ケースとか保護シールとか・・・
海外ではそういうのを気にする人はいないんでしょうかねぇ?
まぁケースについては,厚さ1センチを切る薄さということを強調したいのか,付属品はありません.せめてMDウォークマンについているようなポーチでもあればいいんですけど・・・
まぁ,首からかけて作業していて展示台にごっつんこさせてしまい,一カ所へこみを作ってしまいました(泣)
また,今日日,携帯でも保護シールを貼る人が多いと思うのですが,鑑賞用にもできますよん!と謳っている大型液晶を保護するシールもついてきませんです.背面を見やすくするようなスタンドより,液晶保護シールの方がよっぽど役に立ちます.
ケースもない,保護シールもない・・・こんな状態で持ち運ぶのはちょっとコワイですね.
・充電は標準ではバッテリー充電のみ
国内モデルは違うのかなぁ?
今回購入したモデルでは本体毎充電することはできないのです.
おそらく別売の充電器が必要なのでしょう.スタンドがクレードルになって,とかいうしゃれたことにはなっていないようです.毎回バッテリーをはずして充電器にセットしてますです.これではスタンドがあっても,連続再生するにはバッテリーが心配になりますね.
・輸出モデルではあるけれど・・・
上記でも書きましたけど,カメラの表示言語に日本語がないんです.
逆輸入を防ぐためなんでしょうかねぇ・・・私が理解できる言語だと英語と韓国語が選択可能でしたので,だいたい英語で使っていますが・・・
PSPだとUMDドライブのリージョンコードがあるので言語の選択は自由にできるようになっていますけど,デジカメでも是非そうしてもらいたいところ.
まぁ,満足5割,不満足5割と・・・ちょっときつめの評価ですかな.
スーツやシャツの胸ポケットに入れてもかさばらないのは○ですが,それ以外の部分ではちょっと気になる部分が多いモデルです.
なので,ワタシ的には小さい,薄いがほしい人にのみお勧めです.
露出と,感度設定のオートについてはちょっと癖がありますから,そこは注意が必要です.色と画質が気になる方は露出補正と感度設定のマニュアル化をしておくのは必須と言えましょう.
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