そういえばいままでApple Loss LessとAAC/VBRの比較をしたことがなかったなぁと思いたち,今日届いたばかりの,岩崎宏美の"Dear Friends III"を使って,AAC 256kbps/VBRとApple Loss Lessでエンコードしたデータを聞き比べてみた.
↓テストに使ったのはこれ:
聞き比べは,PC(Sound Blaster Audigy X-Fi)+SONY MDR-CD900ST,
iPodは5G 80GBで,ヘッドホンはソニーのインナーイヤーの2500円くらいのもの.
結論から書くと,気になる差と気にならない差があった・・・ってことになるかな.
トラック8で,岩崎宏美が妹の良美とデュエットで「卒業写真」を歌っている.
バックもアコースティックな感じで,時折はいるスネアの立ち上がり音とか,軽く刻むトップシンバルのシズル音などが,「ははー,このあたり,違うなぁ」と,どちらのヘッドホンでも感じられたのだが・・・まぁ,この辺は仕方ないかという部分でもある.
しかし,気になる差もでてきた.
エフェクトでコーラスをかけたりするのと違って,たとえば,古くはザ・ピーナッツみたいに実の兄弟姉妹でハモったりすると,これがまた綺麗な音になるのだけれど,このデュエットでも,岩崎宏美良美姉妹のハモリが聞かれる.
Apple Loss Lessの方は,まぁ綺麗.Waveとも本当は比べなくてはならないのだけれど,それは省略して,綺麗なハモリでした.
ところがAAC 256kbps VBRの方は・・・うなるのである.何度聞いても音程がずれているとしか思えないうなり.
シズルとかスネアの立ち上がりなんてのはヘッドホンとかアンプとかが変われば聞こえ具合が違っても仕方ない.しかし,音程のずれによるうなりというのは,どうにもならないところではないか.
ちょっとがっかりというかびっくりしている.どうしたものか.
それはさておき,同期したはずのデータがなぜかiPodでは再生されないという現象.
うーむ.因果関係がどうなっているかわからないが,2台のiPodで同様に再生されないということは,ファームウェアか,あるいはiTunesの共通のエラーという気がする.
ちなみにエンコードはiTunes 7.0.1+QuickTime 7.1.3 (Windows).
いま,一度データを消去して,ジャンル設定を変更して再転送中.
おまけにApple Loss Lessでもエンコードしてみた.なんなんだろうね?
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