さて、LAN内で使用してみると、確かにビットレートがあがり、かつ、解像度もあがる(AVC利用の方が僕の環境では解像度があがっているように見える)ので快適そのもの。ロケフリのクライアントソフト(LFA-PC20)で自宅でテレビを見る気にもなるというもの。
それでは実際に自宅の外で使うとどうかとテスト。
FOMAを使っている私はu-MOPERAオプションをつけていて、MZoneのアクセスポイントのほとんどをそのまま利用可能。近所の某駅そばにあるMZoneのスポットで接続テスト。
テストに使ったPCはNECのLavie Gの2004~2005年モデルのRX。Pentium-Mの755(2GHz)がのったマシンで、メモリは1.2GB。
他の作業をしながら無線LANに接続。無線LANの接続自体はそれほど切れないが、LFA-PC20でのベースステーションへの接続はまれに切断される。これはおそらく自宅側のネットの上り負荷が一時的に上がるか、自宅がつながっているセグメントのトラフィックがあがるかしている模様。
LFA-PC20ではレート変更時に現在の接続レートが表示できる(このあたり、PSPでも同様にできないものか?)。
レートではAVCを利用にチェックを入れ、「自動」にしておくと、400~600kbpsで接続されている様子。この状況だとまれに接続がきれてしまうが・・・画質は確かに以前より向上している模様。文字スーパーが表示されるケースなど読み取りは明らかにしやすい。
接続がときたま切れるため、プリセットに切り替えてみたところ、プリセットの「4」が選択されていたので、これを2に変更。この状態では、画像のビットレートは200kbpsほどでリンクする。プリセットを1に変更すると画質は100kbps程度でリンク。この状態ではいかにAVCといえどもかなり画質は落ちる。
画質はプリセットの2以上のリンクが可能なら、それなりにすっきりした画質。ただし2程度ではパンニングとかシーンのカットインのような状況でのブロックノイズは相当に乗るので、そこは覚悟を。自動制御がもう少しスループットに敏感になってくれれば、という感じがする。
自動に関しては、クライアント側でせっかくビットレートをモニターできるのだから、その結果の数値を元に変動幅を設定できないものかと思うが。
ビットレートを自動にして、400~500kbps程度が出ていれば、ワンセグのチューナーユニットよりもフレームレートが出ているので、きれいな感じがする。
PSPでの接続でも、このビットレートが出ているなら、ワンセグよりはあきらかに綺麗(とはいえ、自宅の受信状況にも依存するが)。
まぁ、結論としては、明らかにLFA-PC2+LF-PK1よりは画質が向上しているので、ロケフリを定常的に使っている人なら、乗り換えの価値は絶対にあると言えるのでは?
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