実は,このレンズは購入してから結構経ってはいるのである.
多分,去年(2003年)の春位かな.いや,もっとかもしれない.
たまにいくカメラ屋さんに別のものを探しにいったら,黒の新品が
通常よりも相当安く出ていたので,前から欲しかったレンズだし
清水の舞台から飛び降りたのだが.
実はその後1年半ほどの間,デジタルを試してみたり,メインと化しつつあったコンタックスの試写ばかりにかまけて,このレンズや,先日上げた A*135/1.8 は,全然使い込んでないのでクセを把握するのもまだという状態.
先週のペンタックスを持ち出した散歩で31/1.8で2本ほどは撮影したかな.31mmという焦点距離,28mmのようでもあり,35mmのようでもある,というこまったちゃんであるが,どちらかというと28mmの広角の性質をより引き継いでいるような感じがした.
その描写は・・・
こういうのを言葉で書くとうそくさいから,あとで作例もどきを上げようかとは思うのだけれど,
なんとなくペンタックスというと私の頭のなかでは,すっきりした,ちょっと明るめの・・・というもの.
このレンズは色に関しては結構コッテリとでているような気がする.
天候があまりよくなかったのでISO100のフィルムを1段増感して使ったけれど
結局f/4より絞ることはなかったので,それ以上絞った場合についてはまだ良く分かっていないけれど…
コントラストを確保し,MTFをぎっちぎちに高くして,例えば猫を撮ったら毛が一本一本きっちり解像する,という画ではないようだ.
なんというか,写してみた範囲だと
・直線とか平面よりは曲面の描写がいい感じ
・プラスチックや,ぬれた石碑とか,表面が滑らかな物の質感がいい感じ
・曲面構成でも石仏みたいなものだと今ひとつかな…
・遠景より近景がいいかも
という印象である.
まだまだ使い込みが足りないので,これからも色々試行錯誤していくことにはなるけれど
そうそういつもツルッツルの曲面なんてものはないので・・・平面,直線なんかも
おいしく描写できるような使い方を考えねばならんのかも.
(たまに覗かせてもらうペンタックス系のサイトで,このレンズの作例で
プラスチックの人形を載せているサイトがあったのは,そういう理由なのか,と妙に納得.)
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