突然思い出したような企画モノをスタートさせてみたくなった。
その名も「モバイルの思い出(藁)」である。
何のことはない、筆者の92年頃から現在までのモバイルの歴史(?)を備忘録的に書き綴るという、役に立ちそうで立たない記録である。
シリーズにするほどネタが続くかどうか・・・はおいといて、まずは大体の流れを書いてみようか。
92年頃:
確か、会社で98noteと呼ばれたラップトップを買ってもらった…はず。いや、98noteではなかったのか・・・noteと名がつくのは8086コンパチのNEC製CPUを使って、20万切るのが出たときについた製品名だっけ。
まぁ、とにもかくにも、この頃、初めてラップトップというものを使うようになる。重かった。時代もまだまだMS-DOSで、しかもVer.3.31かなにか。80386のラップトップに TeX/JLaTeXをのっけたり、GNU Emacsの日本語版 Nemacs 3.xが移植されたりしたころかな・・・
まだモデムも外付けの9600bpsのを使ってたり。世間では2400bpsで内蔵タイプのが出てはいたはず。
95年頃:
会社で、まず、2台目のラップトップとして、Win95が動く98のラップトップを買ってもらう。この頃はまだ自分の文書作成はJLaTeXなどが多かったのだけれど、社内のプレゼンなどが徐々にPowerPointの指定がつき始めた頃。それまではJLaTeXとかSLiTeXなどでフィルムにコピーしていたものだけどね。
ノートタイプ・デスクトップタイプ、両方とも内蔵モデムが増え、その速度も・・・9.6k->14.4k->28.8k->33.4kなどと進歩していったころ。win98の頃(後述)には56kモデムが定着。
97年頃?:
これまた会社で、東芝Libretto 50CTAを買ってもらう。ご存知小型のWin95機。この頃は、モデムはPCMCIAカードタイプで56kでていたんだったかな?
これは軽かったし、wordとlotus notesがのっていたので、手帳代わりに良く持ち歩いたもの。
LANもPCカードを使っていたような。
携帯を買ったのが…確かこの頃で、まだi-modeになる前。携帯用のモデムカードも購入してもらい、メールなども良く使ったもの。
実はこのリブレットで、最初のホームページを作ったのも懐かしいところ。
また、こいつを持って98年には韓国も旅行する。小さくてよかった。キーピッチも慣れるとなんとかなったし。
HDDを1.3GHzのに換装、さらにパーティションを分けて、FreeBSDだったか・・・BSD4.4だったかを入れて、Xを動かしたのも懐かしい。メモリーは32MBだったかな。
98年年末頃:
前年くらいにソニーがVAIOのノートタイプで(デスクトップはなかった!)HitBit以来のパソコン進出、大変人気が出た。
それで、私も505RXを・・・またもや会社で・・・買ってもらった。たしかPen2 MMXだっけ?クロックは200MHzとか、そんなもんだったかと。Win98で、SEになる前の版だったような記憶がある。
この頃から、もうノートでもモデム内蔵は当たり前、ただし、まだLANポートまではついてなかった。
このノートも、韓国に持参しましたなぁ。99年の春とか夏とか。冬は持っていかなかった気がする。
結局、2001年に、その会社を辞めるまで2年近く使用。携帯と組み合わせたりもしたものであるよ・・
2001年年頭:
この前年秋くらいから転職活動をしており、会社のメールやPCで転職の連絡するのもどうかと思い、初のPDAを購入:DoCoMoで販売していたG-Fortというやつ。ちょっとゲーム機っぽかったのが難点か。
こいつと一緒にP-in Comp@ctというPHSのCFタイプのカードも購入、実はこのPHSカードは2004年夏まで使用していた。
G-Fort本体はというと・・・これが初期不良があったのだけれど、交換に行く余裕が、仕事的にも、また転職的にもなくって(交換を待つ間に使えるものがないと困るから)、だましだまし使っていた。それが半年くらいで完全にお亡くなりになり、短いPDA期間を全うしてしまう・・・それでも、このG-Fortは一回韓国に行ったことがあるのである。もっとも、現地からの接続はしなかったけれど。
2001年秋頃:
この年WinXPが出る。98SEのデスクトップに無理やりのせてみたら、重かったのは閉口したけど(AMD K6-2)、堅牢そうではあったので、一気にXPに移行することにした。
・・・それで、また、転職を決意したため、モバイルの道具が必要になる。そこで目をつけたのが、春先から気になっていたシャープのMURAMASAというスリムノート。
これが、半年に1度、液晶が故障するというトラブルに見舞われる。当時銀座線で通勤していたのだけれど、あの環境は、ああいうヤワなノートにはタフすぎた模様。
転職先決定直前に2度目の故障、あっさり見切りをつける。メモリ192MBなんて、XPでは実用にならんし~
(それでもオフィスのってたんで・・・もったいないことした)
CFスロットがあったのはよかったな。PHS/携帯両方使用。
韓国だけれど、この頃から、PC房でメールを打つようにしたので、ノートは持参せず。
2002年2月頃:
また、このときも転職先決まる直前くらいに故障したため、ノートが必要になって購入したのだけれど、確かNECのLavie L500だっけ・・・プラスティックの筐体、Pen3 550MHzとか。メモリを512MBに増設、オフィスは入れず。厚みはあったけど、非常に軽量だし、メモリ512MBは大変快適。バッテリーさえもうちょっと持てば・・・
PHS/携帯使用。おまけに無線LAN(11b)も、確かこのノートの時に自宅で導入。
転職先にもしばらく持ち歩いていたのだが・・・通勤時間長すぎ(往復所要3時間、寄り道すると・・・)
モバイルする気が失せてしまい、2003年頭頃には持ち運ばなくなってしまった。通勤が長いとねぇ、どうしても1キロ台でも重く感じてしまうもの。
・・・その後、自宅で不慮の事故に逢い、キーボードの一部が死亡する。修理するかどうするか迷ったが・・・とにかく、モバイルしてなかったので。
2003年2月頃:
モバイルと呼ぶにはちょっと大きすぎるんだけど、富士通のNC24Hだったか・・・デスクトップ用のPen4/2.4(B)GHzを載せた、まぁ、富士通伝統のフルスペックラップトップを購入。
・・・まだ元気でおります・・・
なぜこの機種にしたか、というと、実は帰省やら出張時に3Dゲームしたかったという(笑)
まだ現役、LCDも綺麗なものだけど、近日中に弟に譲る予定。
このラップトップ、2003年10月には韓国に行っているのである。
デジカメで撮影することにしたのだが、バックアップ2重というルールを自分で作ったため、ポータブルストレージの他に、念のためにDVDにやける機械を、と思ったらこれしかなかったため。
そのほかの持ち出しは、国内に・・・2003/2, /4, /7, /12, 2004/7, 2004/12などで持参。やはり重いんだよなぁ。
メモリは当初まず256M増設、その後256を512に換装し、現在768MB実装。
2003年11月頃:
今も使っているdynabook SSS8 を購入。すでにS9が微妙なスペックアップで出ていたので、多分最後のロットくらいだろうか?
PHSカードがCFタイプなのと、使っているデジカメがCF使用のものが多いのでCFスロット装備を優先したら、選択肢がかなり狭かった記憶がある。CF装備のため、無線LANを内蔵できなかった。
メモリは上限の768MBに増設。Centrinoとかいうのはこの後なんだっけ?
アプリは結局office personalとone noteを個別に購入し、また、無線LANも 11a/b/g対応のアクセスポイント導入と同時にPCカードタイプを購入、現在に到る。
Pentium-M 1GHzで、CPU的には、ノートで普通の作業するなら、もう十分。FF11のベンチ ver.1.1なんてのも無理やり動かしたら・・・1500くらいでたんだっけか?
難点は、電源。本体のみならスリムなんだが、内蔵バッテリーだけだと2時間くらいしか動かない。標準添付で増設バッテリーがついていたので、基本的にずっと装着使用。不恰好で重いけどしかたないね・・・
そのあたりが最新のノートと較べて大きく見劣りするくらいで、そのほかは今に至るもとりあえず不満なし。
余談であるけれど、ノートPCでまともに長い文章を打とうとすると、キータッチが良いモデルを購入すべき。自分の好みとしては、NEC,東芝あたりのは好み。ソニー、富士通、シャープ、あとは買ったことはないけどパナソニックといったあたりのノートPCのキータッチは店頭で触った限りでは、ちょっと我慢できないものが多いかな。まぁ、MURAMASAとか505Rの頃のVAIOとかで判断してるからかもしれないけど。
あとはこいつはCF/SD/PCと3枚のカードを同時使用できるのもプラス。
One Noteって実はかなり便利。次バージョンがどう進化するか期待。
OSはWinXP ホーム SP1だったが、SP2に上げた後で、さらにステップアップグレードでProfessionalに。
これは会社のLANにつなぐ申請しようかと思ったため。1年3ヶ月使用、故障無し。
やはり個人的にノートPCのお勧めはNECと東芝といわざるを得ない。
(VAIOはWin98時代の悪印象が強くて・・・自分で入れたソフトは動かない、動作保証外だそうだったから)
2004年7月
番外ではあるけれど、京セラのエッジフォン:AH-3001K・・・を使用。
年末に紛失(泣)
動作がのそっとしてるのと、安い定額プランだと32kという遅さである。
これを買ったときにP-in Comp@ctは3年半で引退。ただ、体感速度は64kならまだ我慢できるけど32kはちょっとねぇ・・・
結局後述するように、またDoCoMoのPHSにはお世話になるのだが・・・
2005年1月
シャープのリナザウ、SL-C3000導入。
通勤が楽になった。dynabookを職場でも使っているんだけれど、ぽんぽん予定が入るので、スケジュール管理に持ち運びがもっと楽な道具がほしくなったため。
まともに文章を打とうとするとさすがにあのキーボードでは困るのだけど。
ウワサではホスト機能があるそうで、外付けキーボードがいけるらしい。そうなれば議事録もノートPCじゃなくていいかもなぁ。
難点としては・・・メールソフトがちょっと弱い。
パソコンのOutlookと同期させて、大量に入れたりするともうだめです。
そのほかメール受信後にお亡くなりになって、購入1週間でフルに再セットアップ。
通信手段であるけど、DoCoMoのパナソニック製 P-in Free WPLを購入、無線はいまのところ自宅で、こいつを使うときだけこいつ用のAPを起動。
あと、無線LANクラブにもこの週末加入したので、今後は会社とか乗り換え駅ではそちらを使う予定。
そのほかCFタイプの有線LANインタフェースなども購入してみた。
2005年2月
NECのLavie G RXを発注。
これから手元に来るのだけれど、大きな画面が魅力か。また上で触れている富士通のフルスペックノートは、とてもじゃないけど毎日持ち運ぶ気にはならない重さ(3.6Kg?)。
このノートは2.1kgらしいし、11a/b/g内蔵できる上にスロットも色々あるので、私の利用形態にはぴったりきそう。
とはいえ、2キロというと、98年年末に使っていたVAIO505RXあたりと同じくらいか、もうちょっと重い程度のようだから、実は毎日持ち運ぶとちょっと応えそう。
キータッチは、実は、NECらしくない(あまり良い意味ではない)軽いタッチ、店頭で不満だったのはそれくらい。
新しいCentrinoが出たんで、そこがちょっと悔しいのは確かだけど。
今年前半にノートPCを買う予定の人は、個人的には春モデルよりは夏モデルをお勧めしたい気もする。
在庫処分の春モデルも安くなりそうだし、また新しいCentrino=Sonomaが出揃うと選択肢も増えるので。
このNECのRXが手元に来ると、モバイル系が3種類になるわけで・・・
しばらく試行錯誤で自分のパターンに合うものを見極める予定。
*今後*
単なる自作の興味ではあるのだけれど、Pen-Mでベアボーンを組んでみたいと考え中。
ASUSの軽いヤツの次世代が出たら一度組んでみたいとは思うけど・・・
WinではなくてLinux入れて自宅のサーバにするかも(笑)
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