V702NK(Nokia 6630)を入手以来早丸2ヶ月.
元々が海外ローミング使用するために購入した端末だからして,飛行機にこれを持って乗り込むのは当然予想されることなのであります.
5月末にオランダに出張したとき,乗り込み前にオフラインモードに設定し,現地到着前(着陸態勢に入る前)に,電源を入れ,時差・タイムゾーンとかの設定をしようとしていたら,アテンダントが有無をいわせずに電源を切れとまくし立ててきたことは先日書いた通り.
それで,JALのHPにあるカスタマーサービスのところで質問してみました.
質問の内容は
・改正航空法では,電波を発しない状態にある携帯は離着陸時を除いて利用可能と解釈されるが,JALではそれ以外の規定があるのか?
というもの.ついでに,理由を言わずに電源を切れ,といった,アテンダントの対応についてもお小言を^^;
その回答が来たんですが,要点をかいつまんでいうと
「メーカーによる,オフラインモードにおいて航空機の運航を妨害する電波が出ていないことの証明を提示しない限り,電源投入を認めない」
ということらしいです.
#これはこれで,納得しがたい部分がある回答ではあるが(後述)
そのため,現在製造元であるノキア(ジャパン)に,そのような証明書を発行できるかどうか問い合わせ中.
納得しがたい部分
というのは,そもそも,現在の携帯の電源を切ることについては,全検査が出来ないため,アナウンスによって乗客が自主的に切ることに任せてあり,そういう意味では,乗客が切ったといっていえばそれを信じるしかない状態であるから,それを覆すためには,航空会社の側が,電源が切れていないことを証明しなければならないはずである.電波の発射においても同様で,乗客が「電波は出ていない」と言った場合には,それを切らせるためには航空会社の側が,運行を妨げるような電波が発信されていることを証明しなければならないのではないかと思うわけ.
#オフラインモードの私の携帯よりも,切り忘れのどっかのおっさん,おばさんの携帯の方が
#有害だと思えるのですが.
また,携帯の機種が増え続けている・・・とはいえ,日本国内ではせいぜい半年に1世代増えるだけだから,3社(ツーカー除外)で20機種程度のリスト.機種名と外観,あとはそれぞれについて電波のオン・オフモードの確認マニュアルを作成して,トラブル時に備えるなり,あるいは航空会社・携帯会社合同で空港においての検査を実施するなりで,こういった「スマートフォン」とか「音楽携帯」とか「カメラ携帯」を安全に,安心して機内で使えるようになるんじゃないでしょうか???
ノキアさんの方からはまだ返信ないですが、返信があり次第概要を掲載予定です。
投稿情報: ns | 2005/07/22 11:24
通りがかりに拝見したのですが、たいへん興味のある話題です。
個人的経験として、電源をきちんと切って飛行機に乗ったにもかかわらず、自動電源オンの設定がされていて、早朝の飛行機に乗ったら今まさに着陸するときに電源が入り、しかも抜群のタイミングで電話がかかってきたことがありました。無事着陸しました。こういう過失もあるから、携帯電話の電源を入れたら飛行機の運行に支障があるようなシステムを放置しておくのは、壊れた飛行機を飛ばすのと同じくらい危険だと思います。逆説的に、飛行中の携帯電話使用はきっと問題ないのでしょうね。
ところで、オフラインモードにして、なおかつ3G携帯からSIMカードを抜いていたら、それでも証明にならないんでしょうか? 携帯電話の形をしていなければ、きっと見逃されるでしょうね。
投稿情報: ニシマキ | 2005/07/22 18:21
コメントをありがとうございます.
私はメインではMovaを長いこと使っていまして,つい先日FOMAに乗り換えたのですが,Mova時代に自動電源オン/オフを設定しておりましたので,飛行機に乗る場合(特に海外行きの場合)は,乗る前に電池を抜いておくようにしていました.
#これは充電を1週間以上できない場合に備え,リーク電流を減らす意味もありましたが
ふと思い出したのですが,アメリカで911のテロが起きたとき,確か,最後に携帯で家族と会話した犠牲者の方(飛行機搭乗の・・・)もいたはず・・・800mWというかなり高出力ではあるのですが,多少の電波の発信には耐えられるようではあります.
なんにしても.
飛行機の離着陸時にカメラ付き携帯で画像をとっている人も見るようなことも結構ありますし,日本国内でも,何らかの方針とかポリシー,業界の打ち合わせは必要そうですね.
投稿情報: ns | 2005/07/22 18:29
一週間経過。
まだ返事がありません。
投稿情報: Nicky | 2005/07/29 21:41