今年の6月,サンフランシスコに2週間ほど出張滞在していたときに,展示会のストレスで楽器屋で半ば衝動買いしたベース.
最近ベースの製品自体をあまりおっかけてなかったからEBから出ている現在のラインナップは知らなかったが,EXがつく日本製ではないことと,ヘッドストックにStingRayという名前がついていることを確認して購入.確か税抜で950ドルくらいだったと思う.一応バーゲンという価格.店頭で一本だけ売れ残っていたのだが,その推測理由として,色(CARなのかな?メタリックパーティクルが入った赤)と,指板(スティングレイだとNAT/Mが人気で,それはボディ材がわかりやすいことにくわえてメイプル指板がいいようす.このベースはローズ)の他,次のこともあった.
その後なかなかベースを弾くことがなかったせいで,セットアップすらしていなかったのだが,一念発起して今日からセットアップを始めてみた.
まず,店頭で試奏したときから,E弦が妙にデッドだったのだが・・・これは全ポジションでそうであった.
弦死にではないかと想像し,バーゲン品を甘んじて購入.
それで本日まず最初にやったのは弦の張替えなのである.
ベース自体何年も弾いているし,また,この10年でいろんなベースを買って来たので弦を張るのは大得意ということはなくても普通に張れるはず・・・とおもいきや,このスティングレイのストリングポストは,ちょっとじゃじゃ馬な感じがする.すくなくとも,ジャズベタイプで,フェンダーのように高さがあるストリングポストになれていると,このモダーンなデザインのストリングポストは,若干手ごわいのである.
というのは,
1. ポストがいまひとつ低い
2. 本家(www.ernieball.com)の楽器紹介のスペックにもあるとおり,ポストはいわゆるテーパー型で,上から下に向かって半径が若干小さくなっていくものである
という2点.
もっとも,普通のベース弦は,フェンダーのジャズベ/プレベタイプのヘッドで張るのに丁度良い長さになっているので,ナットとポストが近いスティングレイでは,ポストに巻きつける回数が多くなるので張りづらいというのは仕方がないところだが,テイパーになっているのも,また,巻き始めのあたりで緊密にまきつけるのを困難にしている理由なのである.
ベース弦を端っこで切断してしまうとまきが緩んで音がデッドになることがあり,どうやら店頭で張られていた弦はそういう感じで死んでいたっぽい.それもあって,弦をまったく切断せずに張り替えてみたら,どうにも巻きがあまってしまうのだ.これは1巻き分程度は切断しなければならないような気がする.
とりあえず弦を張替え,おおまかに弦高を調節し,これから放置.ネックが落ち着くまで待ち,それからトラスロッドをいじる予定.今はどうもレリーフが足りないっぽく,弦高を落とすと結構バズる.
これから数日,レリーフと弦高の調節である.
そうそう今のところ,E弦は,少なくとも生音ではきちんと鳴っているようである.
ところで,土曜日にはフーチーズに'78ジャズベをメンテに出す.ブリッジの調整とネックのいじり.年内または年明け程度に戻ってくる予定.他にCrews DPA-2Bを購入.さらにEBSのペダルタイプのコンプの中古購入.
今日見つけたトラブル:メインのジャズベのネックが若干曲がり始めている様子.これは困る.そういえば,このネック,本来なら数ヶ月に一度弦を緩めて放置しなければならなかったのだが,最近それをやっていなかった・・・そのせいでストレスがたまったとも考えられるが・・・
それにしても,EBのスティングレイは,オリジナルの裏通しのものより格段に慣らしやすい気がする.
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