正確にいうとお手入れというよりは,久しぶりにケースから出して弾いてみた,って程度なのだが.
今日はフレットレスにしたFender Japan のハカランダ指板のものと,アトリエZの5弦(M265)を.特にアトリエの方はシャーラーブリッジの時代のものなので,ブリッジを交換したいと考え中のものである.
フェンダージャパンの方は,どうもボディは鳴っているのにネックが今ひとつなっていない感じなのである.記憶でもそうだったが,今日,やはり,弾いてみてそんな感じを確信.まぁ,弦も死にかけているので,新しいものを張ってみないと,とは思うが.
アトリエZの方は,あまり弾かなくなった理由の一つは,スラップをするようなバンドをしばらくやらなかったからであるが,もう一つは,ローBの返りの感じがあまりに他の4本の弦と違っていたため.'96のモデル特有なのかもしれないが・・・そのため,Crewsを入手してからは,スラップで無い限りはそちらをメインで弾いていたという事情がある.
また,ブリッジがシャーラー製のもので,これはこれでいいのかもしれないが,なんとなく立ち上がりでエネルギーをロスしているようでもあるし,また,実際問題として弦とのコンタクト部分がワッシャーであるため,弦を張り替えるときに弦の間隔がかわるという問題もある.そのため,僕が入手した後で世に出たモデルで使われているアトリエZのオリジナルブリッジか,バダスの5弦用と交換したいところ.
あと,今日取り出してみたら,やはりフレットが・・・曇りの他,ローポジションの高音弦側にさびが浮いているではないか.微妙なひっかかりとビビリ.バインディング付きの上,ウレタン塗装なので,このタイプのものは工数がかかり,リフレットすると若干余計にお金がかかる.なんとかファイリングとコンパウンド磨きですまないものか.
ただ,感心したのは,アトリエZのネックの安定性である.多分,7~8年ぶりにさわったと思うのだが,その間一切手入れをせずとも,まったくネジレやネック起きがないのである.また,あの薄さでもしっかりとネックが鳴っているし・・・フェンダージャパンとは大違いではないか.(今のフェンダージャパンは鳴るのかもしれないけど,'95~96年のものは鳴りが悪かった)
とりあえずアトリエ直営のショップに持参予定.1ヶ月程度で戻ってくれば良いのだが.
あまりに修理代がかかるようであれば,売却して,Crewsのアッシュボディのジャズベタイプのものという手もあるのかもしれないが・・・
さきほど,追加で裏通し加工を依頼.
料金は単純上乗せ・・・でした.
ブリッジ交換+メンテ+裏通し加工+パーツ代で30000円くらい.
投稿情報: Nicky | 2005/12/27 15:45