ベースに関わる人にも色々あって,弾く人,とにかく高いベースが好きな人,改造マニア・・・など.その人の好みだから,まぁ,いいんですけどね.
最近,苦笑しているのが「自作レリック」というものが,結構オークションの出品に多いこと.
フェンダーがカスタムショップ製のレリックで,いわゆる使用感を施すような改造をしだしたのが,多分90年代後半だと思うのだが,個人的にはかえってその状態の方がはずかしい気もする・・・
エイジング処理を,マイケル・トバイアス氏とかがやっていたのが90年代中盤だったと思うが,エイジングではなくて,外観的な加工で使用感,というのが,どうも偽者っぽくて胡散臭いというか・・・この辺は好みの問題だと思うので,あくまで,私がレリック系のものを購入しない理由です.お使いの方でこれを読んで気を悪くされるかたも居るかもしれないけれど,ご容赦を.
まぁ,それはともかくとして,有料化されてからほとんどヤフオクを覗いてもいなかったのだが,最近みていて「レリック」と書いてある出品で,妙に安いのがあるので商品の詳細を表示してみると・・・
2~3万程度のエントリークラスのベースに,アマチュアがサンドペーパーかけなどをして塗装をはがしたものを「レリック」と称して出品しているものもある様子.(中にはプロ顔負け(っぽく写真では見える)物を出品している人も居るが)
楽器につく傷とか使用感なんてものは,本当につかいこんでいけばつけたくなくてもついてくるものだし,そんな加工をして高く売れるようになるのは一部のブランドで名の通った人がやったものだけだと思う.傷物の楽器をつくるくらいなら,きれいなまま売りに出して,年季を経ても使っていけるようなものを購入すればいいのに,と,ヤフオクを見ていて最近思うのだけれど.
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