先日、シャープの SL-C3000と、あとNECの直販で Lavie G RX を購入した話はどこかで書いたように思うのだけれど、通信事情の方も微妙に変化があったので一応記しておこうか。
通信事情は、地域差があるので、私と同じような地域に居住していて、かつ、同じようなところでお仕事していない限りはあまり参考になるものもないとは思うけれど。
背景
川崎市内の東急田園都市線の某駅から、半蔵門線/銀座線の青山一丁目まで通勤となった。最寄り駅は急行が止まらないので、なかなか無線LANのサービスなどもはじまらないのだけれど、乗り換え駅:溝の口とか二子玉川:やら、都心側の地下鉄駅は、どうやら昨年末の、私の充電期間(といえば聞こえはいいけど、早い話が、転職のハザマのプータローの時期)に、無線LANサービスが始まった駅がかなりあった模様なのである。
そこで使える駅を調べた上で、無線LAN倶楽部(http://www.ntt-bp.net/pc/index.shtml)のサービスにとりあえず申し込んでみた。
考慮点は以下の通り。
・会社~自宅の間の駅だと、サービスが提供されている駅が、乗り換え駅と会社最寄駅に存在する
・月額1600円程度
・他に無料でローミング接続できる事業者がある
特に無料ローミングは
モバイルポイント、BizPortal
の二つは利用可能。どこものM-Zoneは高い・・・ね。24時間で400円程度、と、おそらく出張とかでホテルで1泊使うとかならいいのかもしれないけれど、ほんの10分も使わないのに400円とは、初期の携帯通話料金並みではないか。
以前ほどではないにせよドコモさんは儲かっているはずなので、赤字覚悟で無線LANインフラを全国に構築、是非 fomaとかi-modeとあわせて月額6000円くらいからアクセスし放題とか、IP電話オプションとかつけてほしいところであるが。
使うもの
SL-C3000が、ちょっと画面が小さくて長い文章を読む気になれないという説はあるけれど、小さくて立ち上がりも早いので、基本的にこいつで読むことにする。
普段(会社の中とか^^;)はノートPCをダイヤルアップでつなぎっぱなしにしておきたかったので(注意:会社のLANには、このノートPCは直接はLAN・無線LANで接続していません。セキュリティの関係です)、ドコモのPHSカードを使っている。
サービスは @Free-D (http://www.at-freed.com/)ってやつですね、ご存知。
ザウルスで無線LANを使おうとするとCFなりで使える無線LANカードが必要になるんだけれど、横着をして1枚ですまそうと思って P-in Free 2PWL (http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/products/card/p-in_free/2pwl/index.html)
を購入する。11bで無線LANの接続もできるという代物。
また、自宅の無線LAN環境でも、こいつでワイヤレスでつなげれば、小さい筐体持って歩くのに便利かと思ったので。
お値段を書いてしまうと、カード本体が4000円程度、サービスは私は月額払いにして税込み役5000円程度。年間にすればもうちょい安くなるので、そのうち切り替えたいけど・・・
そうそう、従量課金の場合は、携帯とファミリー割引を適用する相手に設定できるのだが、定額の@FreeDの場合は不可能であることは特筆すべきか。
端末としては、上記のSL-C3000の他、東芝のdynabook SS S8も持ち運んでいるのでそちらも利用することにする。
ノートPCについてもちょっとだけ書いておくと、こいつはCFスロット付きで無線LANカードなしで購入したもので、自宅で無線LANを使うときにはコレガの11a/b/gのカードを装着している。そのため、無線LANの切り替えはコレガのものがすでに入っており、ドコモで提供している Dual 対応のドライバーは使えない。
・・・正確に書くと、
使えるかもしれないのだけれど、ドツボにはまりたくないので、ノートPCの方ではP-in Free 2PWL の無線LAN機能は使わないことにした
というのが正しい。
実際に使ってみると・・・
自宅では 11b を1年ちょっと使った後に 11a/b/g に切り替えて使っていたので無線LANの使用暦はそれなりにあり、アクセスポイントに近くても遮蔽物があると電波が弱くなることも知っているのだけれど、各駅で電波が、まだまだ相当弱いという印象である。つまり、駅で使える、ということだけを知っていて無線LANにつなごうとすると、電波が弱くて接続が確立できないということが多発している。
HPのアクセスポイント紹介で、駅内のどのあたりにアクセスポイントが設置してあるかが記載されているが、その情報を元に確かめないと、実際には接続はきびしいかもしれない。
たとえば、青山一丁目駅では、改札の付近と、それから改札~階段の中間くらい、そしてホームにアクセスポイントがあるようす。混雑するホーム中央付近は避けて乗ることが多い私であるが、普段電車を待っている場所の最終車両近辺では電波が弱く、1~2両ほど前側(=神奈川県側)に移動しなければならなかった。
溝の口や二子玉川駅についても、普段乗っている場所ではLANの接続が厳しい感じが。
もう少し利用者が増えればAPも増設されていくのだろうとは思うけれど、なるべく早くAPを設置してもらいたい次第。
特に、通勤時の電車なんてホーム中央付近では空間的にPDAすら利用できないのだから、利用する人が多そうなホーム両端で十分な電波強度が出るようにしてもらえないものか。
気になる通信速度だけれど、電波の状況があまりよくない中でも、ユーザがそれほど居ないためか、それなりの速度は出ている模様。体感的にはPHSの64kの2~5倍程度。これは同じSL-C3000に10baseのLANカードを挿して自宅のLANでネットをアクセスする場合の数分の1の速度である。
(自宅はADSLで下りリンクは11Mbpsくらいでリンクアップしている)
懸念事項
まぁ、サービスを提供する側はお金さえもらえれば、という部分があってそうしているのではないとは信じたいけれど、セキュリティ面で相当不安がある。
11bで、WEPの共有鍵方式のみであるから、正直、メールについてはあまり使いたくないような状況である。
せめてもの反抗(?)で、それまでプレインなPOP3を使っていたプロバイダーのメールもAPOPに設定を変更してみた。(が、これも確か本文はプレインなままのはず)。
自宅で動かしているメールサーバでは外部からsmtp送信・pop3受信するときにはssmtp, spopを使っているのでAPOPよりは安心なのであるが、SL-C3000の搭載メーラーが、今のところssmtp/spopに対応していないので…
はやいとこCFタイプで11gに対応し、WPAに対応してほしいところ。
私が購入して使っているP-in Free 2PWLにしても、他社から出ているCFタイプの無線LANカードにしても、まだまだ11b対応止まりで、その全てがWEP対応のみなのである。
製品のリリース時期も2003年頃の話だから、まぁ、当時の状況を考えれば仕方がないのかもしれないけど。
SL-C3000
最近ようやく親指タイプに少しはなれてきたので、メールもi-modeよりは長いものを打つ気になってきた。それでも長いものはまだまだ・・・なので、実際どうするか迷ったのだけれど、USBホストアダプターを購入してUSBキーボードをつないで見ることにした。小さいという面が少々スポイルされる気はするけれどねぇ・・・
あと、OSはlinuxなのでそれなりに堅固。ただ、アプリがそれに負けて・・・大きなデータを食わすとよく落ちる。あるいはフリーズする。落ちるのはリソースの関係だから仕方ないかもしれないけど、フリーズするのは勘弁してほしいところである。リセット=リブートしようとすると、手帳状のケースを一度外す必要があるので面倒なのですよ(笑)
あとは、まだ新機種であるせいか、SL-C3000に対応していないアプリが多いようで、こればっかりはもう少々時間が経つのを待つしかない模様。
生活のパターンも少々落ち着いてきたので、2月はこの辺のモバイルの設定やら、自宅サーバへの諸々のサービスインストールあたりをしてみるかと考える次第。
メールも、最近PCが増えてきたのでIMAPを導入するかどうするか思案中なり。
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