LiquidMixがうちに来て数日。
まだまだエミュレーション毎の音の特徴とかつかみきれてないんだけど(オリジナル機の名前見てもわからんしさw)、ミックスに使ってみて、いくつか学んだので備忘録。
その1:
音色を極端ないじり方をするような用途のEQかけには向いてないかも。
実機を測定したインパルス応答で出来ているんで、F切り替えタイプのローカット、ハイカットなんかはそれっぽいけど、
パラメトリックタイプのものはセンター周波数やQがとびとびになっているので特定のピークを潰したいとか、ピークを出したい
なんて時には、DAWの方のEQと併用な感じ。どちらかというとざっくりと雰囲気をかける感じというか、上と下のシェルビングやら
LPF/HPF、そしてミッドでうっすら上げる・下げるとかやって、エミュレーションもとの色をつけるなんて用途ならはまりそう。
音源の音色を極端にいじる(たとえば、アコーディオンの低域をけずって、ハイミッドを持ち上げてハーモニカみたいな音にするとか)のなら、LiquidMixに入る前(あるいは後)でそうしておいた方が良い結果が出る印象。
その2:
少なくとも我が家ではt.c. elec.のKonnekt 24Dより安定。Konnekt 24Dはfabrik C/Rでレイテンシーが長めの時に
ちょっとおかしくなることがあるような感じだけど。LiquidMixはそんなに暴れることは無かったです。(マザボにVIAチップの1394コントローラー、PCIの方にも同じチップを使ったボードを増設)
ただ、3mとかの長いケーブルを使ったときに、インストールで機器を検出できなかったので、接続には付属の1394ケーブルを使うのがよさげ。あとWinXPの人は、1394の速度改善するパッチを当てましょう。
その3:
オーディオI/Oのレイテンシー設定の2倍で効いてくるので、チャンネル数が増えるとちょっと大変。あと、いくつチャンネルが使えるか表示されないのかな・・・?(どっか見れば分かるのかな)
その4:
つまみはちゃちいw
その5:
Cubase4.1で、WAVミックスダウンすると、LiquidMix使ってなかった頃より1~2割書き出し時間が長くなった感じ。その間にユニットに流れてくるデータに反応して、LiquidMixのレベルメーターが振れるのもいとをかし。
WAVミックスは問題なかったけど、うちではLiquidのモノチャンネルを使ってるオーディオトラックがフリーズ出来なかったり、フリーズの最後に「0秒」となってから、キューベースにコントロールが戻るまでに結構時間がかかったりしました。
コンプとかEQをそれなりに節約できて負荷軽減にはなったし、色づけも面白い感じ。
でも、多分C2Qとかで使ってる人だと、負荷軽減にはあんまりならないかも。色づけが気に入るかどうかでしょうが、なんというかパラメトリックでピークをスィープしてスポットを見つけるような使い方にはあまり向いてないように思います。ほんとに「ざっくりと、チャンネルをトリートメントする」という感じ・・・じゃないかなぁ?
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